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スタッフブログ更新:節分

2018年2月5日

こんにちは、大阪屋葬祭営業部大岩です。

2月3日は「節分」でしたね。
節分とは、「季節を分ける」季節が移り変わる節目として、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あった風習でした。

ところが、日本では立春は1年のはじまりとして、昔の暦では立春から新年が始まるので立春の前日だけを節分と言われるようになりました。
現在の暦では2月の3日または4日になります。

節分には豆まきをしますが、これは中国の習俗が伝わったとされています。

豆は「魔滅(まめ)」と言われ、無病息災を祈る意味があります。
その昔、京都の鞍馬(くらま)に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ鬼を退治できたという話が残っており、「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅)」に通じるということです。

また、「季節の変わり目には邪気が芽生える」と考えられ、今でも季節の変わり目には気圧や気温の急な変化によって体調を崩す人が多いと思いますが、季節の節目にあらわれる体調の変化を邪気が取りつくせいだと考えたので、特に1年の始まりともいえる立春の前日に悪霊祓いをすることで以後1年間の無病息災や国家繁栄を祈ったのです。

悪霊や邪気を「鬼」に見立て豆をまくことで邪気を祓う形式が定着したのは、室町時代以降とされています。

もともと宮中行事でしたが、近代以降に庶民も行うようになってから、お寺などでの豆まきが一般化しました(テレビで見る芸能人やお相撲さんの豆まきなど)。

豆まきは仏教から来た行事というより、日本の古くからの風習であるのでしょう。

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