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スタッフブログ更新:六七日

2019年12月6日

12月に入り寒さも厳しくなってきましたが、インフルエンザなどには気を付けて下さい。

今回のブログ担当の 営業部 竹味 靖修 です。

以前、初七日・二七日・三七日・四七日・五七日についてお話をしましたが、今回は六七日の話をします。

人が亡くなった後、仏教では忌明け(49日)まで、7日毎にお経を貰います。
亡くなった日を一日目として数えます。
人が旅立った時、自力では浄土には行けません。そのために仏様に浄土への道を導いてもらうのです。
あの世で死後7日毎に7回、十王の裁きを受けるときに、それぞれの仏様が弁護をして下さいます。

七七日(四十九日)目に最後の裁きを受け、お浄土に行けるかどうかが決まります。
この日を”忌明け”といい、ご先祖様の仲間入りをします。

初七日(死後7日目)・・・行者守護・悪魔退散・除災招福
『秦広王(しんこうおう)』様が裁判官になりまして、『不動明王尊(ふどうみょうおうそん)』様が弁護をしてくださいます。

二七日・ふたなのか(死後14日目)・・・仏智悟入
『初江王(しょこうおう)』様が裁判官になりまして、『釈迦如来(しゃかにょらい)』様が弁護をしてくださいます。

三七日・みなぬか(死後21日目)・・・智恵、天変地異、降状
『宋帝王(そうていおう)』様が裁判官になりまして、『文殊菩薩(もんじゅぼさつ)』様が弁護をして下さいます。

四七日・しぬなのか(死後28日目)・・・仏智悟入・滅罪・大根清浄
『五官王(ごかんおう)』様が裁判官になりまして、『普賢菩薩(ふげんぼさつ)』様が弁護をして下さいます。

五七日・ごしちにち(死後35日目)・・・滅罪・先亡成仏・無仏時代の守護
『閻魔王(えんまおう)』様が裁判官になりまして、『地蔵菩薩(じぞうぼさつ)』様が弁護をして下さいます。

六七日・むなのか(死後42日目)・・・未来の救済
『変成王(へんじょうおう)』様が裁判官になりまして、『弥勒菩薩(みろくぼさつ)』様が弁護をして下さいます。
弥勒の力と如来の力を併せ持って、人々を救ってくれると信じられています。
弥勒菩薩には釈迦の入滅した五六億七千万年後に、釈迦に代わってこの世を救う『未来仏』としての役割があります。