2025年5月9日
こんにちは 大阪屋葬祭古田です。
今回のブログでは墓じまいについてお話します。
現在、少子高齢化や生涯未婚率の増加が影響し、全国で継承する人が居なくなり放置されたお墓が問題視されているのをご存知の人も多いでしょう。
お墓の継承や管理に悩んでいる人は墓じまいしないでお墓を放置するとどうなるのか知っておいた方がいいでしょう。
はじめに、墓じまいしないでお墓を放置した場合、どうなるのかということを紹介していきます。
公営墓地や民営墓地にお墓がある場合、放置しても墓石を撤去されたり、墓じまいされたりすることはないでしょう。
公営の墓地の場合、放置されたお墓を撤去・解体し更地にするための費用は税金で賄われます。使うことができる予算に限りがあるため、放置されたお墓を何基も撤去することは難しいでしょう。
一方、民営墓地は墓地に空きがある場合は、管理料の滞納があっても勝手に撤去されることは少ないでしょう。ただし、管理料の督促を無視し続けると訴えられる可能性があるため、滞納せずしっかり支払いましょう。
寺院の場合、遺体を土葬していた古くからの考えにより、遺骨は土に還るのだから墓じまいはしなくてもいいと言ってくれる場合もあります。このような考えを持つ寺院にお墓がある場合は、継承については考えなくていいでしょう。
しかしこのような考え方を持つ寺院は一部です。継承者の居ない放置されたお墓は、一定期間経過すると解体・撤去し、遺骨は無縁仏として合葬墓に移転するというケースもあります。
寺院により放置されたお墓への対応が異なるため、事前に墓じまいすべきか相談しておいた方がいいでしょう。
