2025年11月19日
こんにちは営業部竹味です。
朝晩は冷え込んで寒くなってきましたね。巷ではインフルエンザも流行っていて小中学校では学級閉鎖があるみたいです。皆さんもくれぐれも感染しないよう手洗いうがいを励行して下さい。
焼香作法シリーズ4回目です。
今回は最近担当させていただいた葬家様が日蓮宗だったので、日蓮宗の焼香の作法をお話しします。
日蓮宗では焼香の回数は3回と紹介されることがありますが、基本は1回押しいただいて焼香します。
なぜ3回と紹介されるのかというと【導師、僧侶】は3回で【檀信徒・お参り】は1回が一般的な回数となっているため、葬儀に参列した方は1回が基本となります。
●焼香の仕方(参列者)
- 焼香台の前に進む
- ご本尊・ご霊前・ご遺影に向かって一礼
- 右手で抹香をつまみ
- 押しいただき、一回だけ香をくべる
- そのまま合掌(数珠は両手に掛けたまま)(一拝一香)
- 一歩下がってご本尊・ご霊前・遺影に一礼して席へ戻る
『押しいただく』という言葉は、抹香でお焼香を行う際に使われます。抹香をつまんで額へと近づけ、抹香を目の位置よりも高い位置へとかかげ、故人に対して祈りを抹香に込めることを『押しいただく』と言われる様になりました。
また日蓮宗は他の宗派と抹香の摘まみ方が異なります。右手で抹香を摘まむのは同じですが、
親指と人差し指の2本で摘まむのが日蓮宗の正式な作法です。
※地域やお寺の考え方で、若干違いがあります。

●合掌の仕方
日蓮宗の正式な数珠には房が5つ付いています。それぞれ左右で3つと2つにわけることが出来ます。
持ち方は両手の間で数珠の輪を8の字にクロスするように左右の中指に掛け、左手外側に3つの房、右手外側に2つの房が来るようにします。合掌する際はそのまま両手を合わせ合掌します。





