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スタッフブログ更新:ローソク

2016年10月17日

秋の気配が感じられる10月に入って早くも10日あまり経ちました。

皆様は、どのような秋を満喫していますか?

今回はローソクのお話を少しさせていただきます。

ろうそく・蝋燭・ローソク・ロウソク・Candle(キャンドル)と表記されていますが今回はローソクで表記させていただきます。

御存知のように、現代では、バースデーケーキに立てられたり、趣のあるお店の照明として使用されたりしています。

ローソクの歴史は古く紀元前3世紀のころから使われていたとされています。

古代エジプトのツタンカーメンの王墓から燭台が見つかっています。

同時代の中国の遺跡からも出土しているようです。

このころのローソクの原料は蜜蝋(蜂の巣から作られたもの)が使われています。

日本には、奈良時代に仏教と共に伝来したのではないかと言われています。

東洋、西洋を問わず、照明用として、広く使われていたようです。

また、キリスト教、ヒンドゥー教、そして仏教、神道などの宗教でも使用されています。

日本では奈良時代に伝わったころは、蜜蝋と考えられています。

江戸時代になると、はぜの実から作られる木蝋が沢山生産されるようになりました。

テレビの時代劇ドラマなどでみられるように、部屋の中や外出用の提灯などに照明用として使われていました。

この木蝋で作られたローソクを和ろうそくと呼んでいます。

今現在よく使われているローソクは石油パラフィンとステアリン酸から作られたもので、洋ローソク(西洋ローソク)と分類されています。

今、私達がローソクをよく灯す時は、仏様(仏壇)にお参りをする時がいちばん多いかと思います。

仏教では、ローソクの光で故人様(ご先祖様)をお浄土に導き、その淡い光は、仏の慈悲によって人(ローソクを灯した自分達)の心を明るくするものとも言われています。

一度ローソクを灯しその炎を心静かに見つめてみるのも良いかと思います。

最期に、ローソクによる火事も多くみられますので、火の用心を心がけていきたいものです。

大阪屋葬祭 関