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浄土宗の焼香

2025年9月3日

こんにちは、まだまだ厳しい暑さが続きますが、熱中症など気を付けてください。

営業部の竹味です。

葬儀に参列する場合、宗派に合わせたマナーをあらかじめ知っておくことはとても大切なことです。そこで焼香の作法シリーズ3回目。

1回目は曹洞宗、2回目は真宗でしたので、3回目は浄土宗の焼香の仕方を簡単にお話しします。

焼香は仏・法・僧への帰依を表し、故人の冥福を祈る行為です。

さらに、香の香りで心身を清める役割があり、「香は仏の使者」と言われます。

お香の煙には、仏さまやご先祖さまへ私たちの想いを託して届けるという意味が込められています。日頃の感謝や伝えたい気持ちを込めて、丁寧にしましょう。

浄土宗の焼香

・焼香台の前に立ち心を静めて合掌一礼します。

・右手の親指・人差し指・中指の三指でお香を軽くひとつまみしたら、その手を仰向けにします。

・香を持った右手に左手を下から添え、両手を額の隆さくらいに掲げ押しいただくと同時に頭も軽く下げます。

・右手でお香を香炉の炭の上に丁寧にくべて薫じます。

・最後に合掌と一礼をします。

浄土宗の焼香の回数には決まりはなく、寺院や地域によって違いがあるといわれていますが3回が基本です。

1回であれば一心に仏さまや故人へ真心を伝える、3回であれば仏・法(仏さまの教え)・僧(仏さまを信じる人々)の三宝を供養する、などの意味があるとされます。大勢の方が参列されている場合は、真心を込めて1回お焼香しましょう。

お数珠の掛け方

浄土宗の数珠(念珠)は二つの輪が組み合わさった二連の数珠です。珠の数により三万遍念珠、六万遍念珠があります。

合掌をしていないとき

お数珠は左手首にかけましょう。

合掌する際

①左手首からお数珠を外し、左手親指に掛けます。

②左手親指に掛けた数珠に、右手親指を下から入れます。

房は手前に垂らします。

④親指を揃えて数珠を親指で押さえながら持ち、手のひらをぴったりと合わせ、胸のあたりで斜め(身体に対して約45度)に保ち合掌をします(堅実心合掌)。