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湯灌について⑥納棺編

2024年3月27日

こんにちは、営業部の鈴木でございます。

今回は納棺についてお話させていただきます。

「納棺」とは、亡くなった人を棺の中に納めることで、旅立ちの準備をする儀式のことです。故人の身体を清め、死装束へのお着せ替えや化粧をし、故人様の身なりを整えた後に棺に納めます。葬儀や行政上の手続きで忙しくなる前に、故人のお世話をゆっくりとしてあげられる最後の時間です。

納棺は、故人があの世へ旅立つための大切な儀式であることはもちろんですが、大切な方を亡くしたご遺族が、故人とお別れをするための大切な時間です。故人を直接お世話できる最後のタイミングであり、ご遺族にとって印象的な儀式といえます。

昔は親族のみで納棺を行っていましたが、現在では葬儀社や湯灌・納棺師がお手伝いして納棺を進めていくことが多いです。

納棺は、故人にとっても遺族にとっても、大変プライベートな場面です。もし、親族以外の人物から納棺に立ち会わせてほしいと申し入れがあった場合は、よほど故人との仲が深く、遺族としても立ち会ってほしいと思う間柄でなければ、断っても失礼には当たりません。どうしても立ち合いたいということであれば、お身体のお清めの時間はご遠慮いただいて、お棺へのお納めの際にお力添えをいただくという形で参加していただくのもいいかもしれないですね。

今回は納棺についてお話させていただきました。

最後までお読みいただいてありがとうございます。