スタッフブログ

法要を行う意味

2025年11月12日

こんにちは、大阪屋葬祭営業部の間宮です。

法要とは、亡くなられた方のご冥福をお祈りし、感謝の気持ちをお伝えする大切な仏事です。
仏教では、人が亡くなってから一定の期間ごとに法要を営み、故人の魂が安らかに成仏されるようお祈りいたします。
お経を唱え、手を合わせるひとときには、故人への想いを静かに見つめ直し、その人の生きた証を心に刻むという意味が込められています。法要は、故人の冥福を祈り、これまでのご恩に感謝するための大切な行いです。
「ありがとう」という気持ちを形にし、故人の魂が安らかに次の世界へと導かれるよう、心を込めて祈ります。
供養の心は、亡き人を想い続けることで、私たちの中にその人の存在を生かし続けることにもつながります。また、法要は、遺された者の心を整える時間でもあります。
大切な人を失った悲しみはすぐには癒えませんが、読経の声に耳を傾け、静かに手を合わせることで、少しずつ心に安らぎが生まれます。
その時間が、前を向いて生きていくための支えとなるのです。さらに、法要はご家族やご親族、ご縁のある方々が集い、絆を深める機会でもあります。
共に故人を偲び、思い出を語り合うことで、人と人とのつながりを確かめ、心が通い合うあたたかな時間となります。
悲しみの中にも、故人が結んでくれたご縁の尊さを感じることができるでしょう。そして法要は、仏さまの教えにふれる貴重な機会でもあります。
僧侶の読経や法話を通して、命の尊さや今を生きる意味を改めて見つめ直すことができます。
故人の生き方に思いを馳せながら、自分自身のこれからを考えるひとときでもあります。このたびの法要が、故人への感謝を新たにし、皆さまにとって心穏やかな時間となりますよう、心よりお祈り申し上げます。