故人様の無事な旅立ちを願う「旅支度」とその意味
営業部:濱田
こんにちは、営業部の濱田です。
前回の「縦結び」のお話から続きまして、今回は「旅支度(たびじたく)」のお話をさせていただきます。
四十九日間の「修行の旅」とは?
仏教の教えの中には、現世を離れたあとに49日間の修行の旅を経て、あの世へ向かうという考えがあります。
この期間は「中陰(ちゅういん)」と呼ばれており、七日ごとに行われる裁きを助ける思いを込めて、ご遺族の方は初七日から四十九日(満中陰とも呼ばれます)のお参りを行われています。
この旅が無事に終えられるようにと思いを込めて、ご遺族には故人様の旅の支度を整えてもらいます。
旅支度を整える「10種類の道具」
旅支度では、以下の10種類の道具を身につけてもらい、故人様を送り出します。
※大阪屋葬祭では「編笠」以外の道具をご用意いたします。
ご納棺の際に、お力添えをいただくご遺族・ご親族の皆様に、これらの旅支度をしていただきます。
現場スタッフがお伝えする、旅支度の習わし
【着付けと足袋について】
道具は足元から順に身につけていただき、結び目は「縦結び」となります。
また、「逆さごと」の習わしとして、足袋を左右逆に履かせることもありますが、こちらについては皆様にどのようにされるかお伺いしております。
濱田個人の体感としては、「左右逆にすると、歩きづらくなってしまうよね」と、故人様を思いやって普段の履き方にされる方のほうが多い印象です。
【お数珠について】
お数珠は、石やガラスなどの「燃えないもの」でなければ、普段使われていたものをご用意していただくこともできます。お棺に納めない場合は、形見分けとして皆様でお持ちいただきます。
【天冠(てんかん)について】
天冠は額に当てていただく三角形の布になります。この道具は、故人様の最後のお顔の印象に強く残ってしまうということもあり、実際にはおでこに着けず、道具の中の一式として「頭陀袋」に一緒に入れて持っていってもらう形にすることが多いです。
心を込めてお手伝いさせていただきます
旅支度の一つひとつには意味があり、故人様が安心して旅立てるようにとの願いが込められています。
普段の生活ではあまり目にすることのない習わしですが、ご納棺の際には私たちスタッフが一つひとつご案内をしながらお手伝いさせていただきますので、どうぞご安心ください。
次回も、葬儀にまつわる習わしや豆知識についてお話しできればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





