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お墓の歴史

2023年9月6日

こんにちは、営業部の間宮です。

今回はお墓の歴史についてお話します。

日本において、亡くなった方を埋葬するという習慣が生まれたのは縄文時代だそうです。
ただし、当時はご遺体を土の中に埋めるだけで、上にお墓(建造物)を造るという考え方はありませんでした。

古墳時代に入って、地位の高い方のお墓として古墳が造られるようになります。

さらに時代は移り、江戸時代中期には現在のような墓石が登場しますが、

こちらもあくまで限られた階級の方のための物であり、庶民は墓石を持ちませんでした。

現在のお墓の形が庶民に浸透したのは、大正時代以降。
さらに、昭和30年代の高度経済成長期になると、地位・権力に関係なく、庶民でも

気兼ねなくお墓を建てられるようになったのです。

今では故郷にある先祖代々のお墓ではなく、都市部で家庭を持った方は自分のお墓を

建てるのも一般的になってきましたが、この文化も高度経済成長期に生まれたもの。
「お墓を建てるのが普通」という時代が到来し、全国に数多くのお墓が造られました。

しかし、価値観の多様化や少子高齢化によって、「お墓(墓石)を持たない(散骨や樹木葬)」といった選択もされるようになっています。

                                ・・・合掌

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